今の日本には児童養護施設のこども達・里親・養子のこども達・自立支援ホームのこども達、両親はいるけど様々な問題を抱えている児童養護施設に行けないこども達がいます。これらはこども達の問題というより、こどもを取り巻く外的要因の問題と言えるでしょう。「こども達に当事者として何ができるのだろう?」という疑問と「当事者としてこども達やステイクホルダー(関係各位)に喜んでもらえることはなんだろう」という視点で活動をして参りたいと思います。
白ひげとは日本の少年漫画のONE PIECEに出てくる白ひげ海賊団を率いる通称「オヤジ」と呼ばれるキャラクターです。この親父と呼ばれる理由は部下を息子と呼び家族として扱うからだと思われます。『ONE PIECE』(ワンピース)は、尾田栄一郎による日本の少年漫画。および、これを原作としたテレビアニメ、アニメ映画、ゲームなどのメディアミックス作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて1997年34号から連載されている。略称は「OP」「ワンピ」。 Wikipedia より
当団体の代表理事の三浦は様々な組織や人との出会いを通じて次のような疑問を抱くようになりました。
「児童養護のこども達や退所者の困ったの根本原因は何だろう?」
アルバートアインシュタインは次の言葉を残しています。
「我々の直面する重要な問題はその問題を作ったときと同じ考えのレベルで解決することはできない」
「もし自分が死にそうになって、助かる方法を考えるのに1時間あるとしたら、最初の55分は適切な質問を探すのに費やすだろう。」
--アルベルト・アインシュタイン
自問自答を繰り返すこと6年間。三浦は歩きながらこども達と退所者が一番必要とし欲しているのは「責任と愛情を持った親の様な存在」ではないかと考えを得たそうです。「親として一番適して理想は誰だろう?」と想像を巡らし白ひげの映像と共に下記の言葉を得たそうです。
「俺の息子になれ!」
「馬鹿な息子をそれでも愛そう」
尾田栄一郎 (著)ONE PIECE 57巻17P 58巻18P
実際に親を作るのは難しいです。一方で、様々な人達が親の様な責任と愛情を言葉と行動をもって示していくことは可能です。例えその形が小さくとも、活動を続けていけば数は増え賛同して頂ける人も増えるはずだと考えております。その一歩を同じ境遇である元こども達が中心となって言葉と行動をもって示すことから始める。こうして社会的養護当事者団体
白ひげは、2014年5月5日に誕生致しました。
今はアバウトなビジョンですが漫画のONE PIECEに出てくる白ひげ海賊団の白ひげのような人物を作り出していきたいと思います。理由は児童養護施設・里親・自立支援ホームに入る前、入った後、巣立った後の社会に親に近いような器の大きい存在が「俺の息子になれ」(実際は良き先輩・または親に近い視点での先輩として)と「衣食足りて礼節を知る」ために人生の基盤づくりができる会社の設立を考えております。漫画と現実の融合で、現実にも夢ある大人を創っていければという思いもございます。一燈照隅 万燈照国。自分たちの力で自分の人生を変え、この国に生まれたご縁を良い形に変えられたらと存じます。夢は大きく、 現実は確実に小さな一歩で築きあげたいと存じます。産声をあげたばかりです。皆様方から学ばさせて頂き、皆様から喜ばれる小さな活動から始めてまいります。宜しくお願い致します。
私たちが皆さまと共に実現させたい共通ビジョン(未来予想図)は下記です。
こども達がどんな境遇になっても
安心してZIRITSUした大人になれる社会づくり
(ZIRITSU=自らを善良に律し立つ)
社会的養護当事者団体 白ひげ
NPO法人 ZIRITSU
社会的養護当事者団体 白ひげ の運営母胎であるNPO法人 ZIRITSUの設立にあたっての趣意書です。